宮本厩舎のスプリンターたち2008年02月17日 02時03分00秒

 週刊競馬ブックの2/17号を買って、つらつらと特別登録を見ていたら、2回京都4日目の準オープン・河原町ステークス(ダート1,400m)は出走可能頭数16頭のところになんと57頭登録。準オープンの短距離路線は芝・ダート問わずとにかく除外が多くて問題になってますが、ここにはしろうと女房の厩舎日記でおなじみのJRA宮本厩舎から5頭登録してあります。
 かねてから、「宮本厩舎の準オープン以上の馬って、なんでか短距離走る馬が目立つなあ」、と思っていたので、ちょっと成績や血統をみてみましょう。
 まずは、河原町ステークスに登録した5頭を50音順で。以下、成績は原則書いている今日(2008年2月16日)現在、勝利数について特記ないのは全てJRAでの成績ということで。

    アグネストラベル
     牡の5歳馬。この馬は全4勝中、ダート1,200mで2勝、ダート1,400mで2勝を挙げてます。準オープンで掲示板に載ったのは3着2回、4着1回ですが、うち1回は東京ダート1,600mです。基本的にダートの1,400m以下を中心に使われています。デビューは栗東・白井厩舎からで、途中で宮本厩舎に転厩してきた馬ですね。
     父はアグネスタキオン皐月賞など4戦4勝)ですから、ダートの短距離なんてイメージは微塵もありませんが(何せ4戦全てが芝2,000m)、母のソヨカゼは全3勝中、ダート1,000mで1勝、ダート1,200mで2勝、しかもこの馬の兄弟もみんなダート短距離で勝ってますね。
     母父はTopsider(USA)というのだそうですが、この馬、アサティス(USA)の父だそうですから、短距離ってのはともかく、母系の馬がダートで勝ってるのはものすごい納得です。アグネストラベル自身は、最近差し・追い込みに脚質転換してるのかな?先に述べたように東京の1,600mで3着もありますし、広いコースならダートの1,800mくらいまではこなしそうに思いますが、ベストはやっぱりダートの1,200mか1,400mなんでしょうね。

    オネストジョン
     牡の4歳馬。この馬は全3勝中、ダート1,200mで1勝、ダート1,400mで2勝を挙げてます。準オープンでは昇級後2戦して掲示板には載ってませんが、これはダート1,800mに使ったからですかね。あんまり適距離とは思えません。デビューは松永幹夫調教師の騎手時代の所属厩舎だった栗東・山本厩舎からで、山本調教師の定年により宮本厩舎に転厩してきた馬ですね。
     父はシブいことにエイシンダンカークで、競争成績は全3勝中、ダート1,000mで1勝、ダート1,200mで1勝、ダート1,400mで1勝。どう考えても産駒が多い馬じゃないですが、JRAで勝ってるのはいまのところオネストジョンだけですな。エイシンダンカークの父は大種牡馬Mr. Prospectorで、日本での代表産駒はショウリノメガミ京都牝馬特別(G3)中山牝馬ステークス(G3)など24戦7勝)でしょうね。
     母はハウンドトゥースでこれがまた全3勝の内訳が、ダート1,400mで1勝、芝1,000mで1勝、芝1,200mで1勝。母父がこれもシブいことにトウホーカムリでその父はイエローゴッド。イエローゴッドは皐月賞とダービー2冠馬のカツトップエースや皐月賞馬ファンタストや桜花賞馬ブロケードの父として有名ですが、確かカツトップエースのときもダービー時に距離不安が言われたはずなので、母系は短距離血統ですね。トウホーカムリもハウンドトゥースも現役時は山本厩舎所属ですから、これは、山本厩舎血統でもあるのかも。
     脱線しますがイエローゴッドの産駒眺めてると、個人的にはマチカネムラサメパルテノンが記憶にあるかな。マチカネムラサメは、わざわざ出かけた函館の臥牛山特別で見てますね。ちょうど馬番連勝を函館で先行発売始めたときで、マチカネムラサメどうこうよりも写真判定で1着3着食らって轟沈したことを思い出してしまいましたorz。

    セイウンプレジャー
     牡の6歳馬。この馬のは全4勝の内訳は、芝1,200mで1勝、ダート1,200mで1勝、ダート1,400mで2勝です。準オープンでは昇級後2走して2着1回でこれがダートの1,400m。3勝目の東京ダート1,400mは、武豊騎手の「広いコースが向いている」という進言で使った、という話を当時の東京スポーツか何かで読んだ記憶がありますが、中山でも1,000万下で2着に来てますね。芝でも勝ってますがサロマ湖特別でダート短距離向きと判断したのか,以降はダートの1,400m以下のみに使われています。デビュー当初から宮本厩舎に所属、途中、2006年から2007年にかけて、1年7ヶ月以上の休養を挟んでますが、休養後は馬体が一回り大きくなったようです。
     血統はいわゆるマル外で、父はSea of Secretsで、1998年のSan Vicente Stakesというサンタアニタでの7ハロンのG2勝ちを含めて10戦4勝、Storm Catの直仔(という言い方であってるかな?)。Storm Catの日本での産駒にはシーキングザダイヤスタープログラマーや現役のミスターケビンやらがいますが、Sea of Secretsの日本での産駒には他にアントニオマグナムがいるだけですね。で、アントニオマグナムは現役の牡7歳。現在準オープンで、全5勝の内訳は、ダート1,000mで3勝、ダート1,400mで2勝です。くしくも同じ河原町ステークスに登録しています。なお、アメリカでのSea of Secretsの産駒一覧はこちら
     一方、母はT.V.Jinglesで、母の父はStop the Music。Stop the Musicは、フジノウェーブ(現役:デビュー時は笠松所属、現在は大井の高橋三郎厩舎所属JBCスプリント(G1)など地方26戦16勝、2/24のフェブラリーステークスに登録してます)、キネティクス富士ステークス(G3)など41戦8勝)や、リストレーション牝馬東京タイムズ杯(G3)など25戦6勝)、イブキリセス(25戦4勝、よしだみほ氏に新潟日報賞メジロカンムリともどもネタにされてたのが思い出される)、ダンスダンスダンス(27戦3勝、皐月賞5着)の三姉妹の、ブルードメアサイアーですね。
     全体にダート向きのアメリカ血統ってことでいいのかな?

    ナリタジューン
     牝の5歳馬。この馬の全4勝の内訳は、ダート1,200mで2勝、ダート1,400mで2勝です。準オープン昇級後は3戦連続3着、とにかく堅実に走ってます。いままでダートの1,200mと1,400m以外を走ったことはありません。当初から宮本厩舎に所属しています。
     父はフジキセキ朝日杯3歳ステークス(G1)など4戦4勝)で、無事ならクラシックの1冠くらいは取れたんじゃないかという話のあった馬。
     一方、母のオースミリンドですが、38戦4勝で、ダート1,200mで2勝、ダート1,400mで1勝、ダート1,600mで1勝しています。ナリタジューンの1歳下の弟にあたるナリタチャレンジも同じく宮本厩舎の所属の現役馬ですが、2勝全てが函館のダート1,700m。父がコマンダーインチーフに替わったせいなのかどうか、得意距離(?)は姉より延びているようです。
     ナリタジューンの母父にあたる、オースミリンドの父はWoodmanで、日本での代表産駒はいまのところヒシアケボノスプリンターズステークス(G1)など29戦6勝)、スピードワールド京成杯(G3)など21戦4勝ですが、4歳(いまの数え方では3歳)時の安田記念(G3)3着が有名か?)でしょうか。
     確かにナリタジューンも短距離向きという感じですね。

    プリュネル
     牝の6歳馬。この馬の全4勝の内訳は、ダート1,200mで1勝、ダート1,400mで3勝です。準オープンでもコンスタントに掲示板に載ってます。芝を走ったこともありますが、ダートの1,200mと1,400mが最近の主戦場でしょうか。デビュー当初から宮本厩舎に所属しています。
     父はジェニュインで、皐月賞(G1)マイルチャンピオンシップ(G1)を勝って21戦5勝ですな。
     母はサタデーナイトで、現役時はダート1,000mを1戦して1勝。いまのところプリュネル以外に目立った産駒はいません。
     母の父はロイヤルスキーで、アグネスフローラ桜花賞(G1)など6戦5勝)の父として有名ですね。
     う〜ん、血統だけ見てると、いまひとつ、私にはプリュネルがダート短距離に向いていそうな理由がよくわからんなあ。

 あと、ニシノコンサフォスエネルマオーニシノブライトなんぞに触れようと思ったんですが、力つきました。調べてるといろいろ面白いんですがね。気が向けば(面白いことは面白いので)またメモ代わりに書いておこうと思います。
 なお、河原町ステークスには結局、アグネストラベルとナリタジューンが出走予定です。最終的に何頭が出馬投票されたとかは全く知りませんが、どうせなら5頭全部出走して掲示板独占とかあれば画期的だったでしょうね。ちょうど、同じ日の東京では,小林稔厩舎の馬が1-3着を独占したことのある、ダイヤモンドステークス(G3)がありますし。

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